2019/08/26

できるだけ安く高校留学!留学費用を安く抑える方法3選

日本の高校に比べて費用が高い印象がある高校留学ですが、
・奨学金や留学プログラムを利用する
・物価や教育費の安い国を選ぶ
・航空券の取り方を工夫する
といった3つの方法をとることで、大幅に費用を安くすることができます。

高校留学は裕福な家庭だけができることと思っていませんか。
高校留学を安く抑える方法を詳しく見ていきましょう。

高校留学を安く抑える方法

奨学金や留学プログラムを利用する

留学ブームが来ている昨今では、留学をサポートする奨学金やプログラムが豊富にあります。政府は東京オリンピックが開催される2020年までには高校生の間に留学する生徒を3万人から6万人に増やそうと画策しています。
この波に乗れば、憧れの高校留学も近くはず。それでは各種奨学金や留学プログラムを見ていきましょう。

(1) トビタテ!留学JAPAN

2020年の東京オリンピックまでに大学生の海外留学12万人(現状6万人)、高校生の海外留学6万人(現状3万人)への倍増を目指す文部科学省が主催するプログラム
文部科学省が民間企業を巻き込み、大規模に留学者を支援しています。

最近は人気に火がついて、給付をもらう倍率が非常に高くなっています。
トビタテは、提出した留学計画書で選考されます。
高校生でも自分の留学に意味を持たせ、アピールする必要があるということです。
コースも通常の語学や学問を学ぶ留学の他に、「プロフェッショナル」「スポーツ」「芸術国際ボランティア」など特徴的なプログラムも用意されています。
自分にあった奨学金に応募することで、より奨学金を獲得しやすくなります。

(2)TOMODACHIイニシアチブ

TOMODACHIイニシアチブとは、東日本大震災後の日本の復興支援から生まれ、教育、文化交流、リーダーシップといったプログラムを通して、日米の次世代のリーダーの育成を目指す米日カウンシルと在日米国大使館が主導する官民パートナーシップです。

参加者はプログラムのアンケートや感想文の提出を求められますが、基本的に渡航にかかるほとんどの費用を出してくれます。
(空港から集合・解散場所までの往復交通費、往復海外航空券、海外旅行保険料、ESTA申請費用、およびプログラム期間中の滞在費用(宿泊費、食費、各種活動費)、事前オリエンテーション及びフォローアップ研修参加の為の交通費、宿泊費及び食費など)

コカ・コーラやホンダなど民間の大企業が協力して、多岐にわたるプログラム展開しています。
基本的に2週間ほどの短期間ですが、非常に練り込まれたプログラムばかりで、異文化を一気に体感するだけでなく、自分を見つめ直す貴重な機会を提供してくれます。

教育プログラム/文化交流プログラム/リーダーシッププログラムの3つに大きく分けられ、日本の留学生だけでなく、留学先アメリカの学生にも刺激を与えることができるように設計されています。

(3)ICC高校留学

ICC高校留学は、オーストラリア・ニュージーランド・カナダへの留学を支援する団体です。ニュージーランドにも留学する学生を応援しています。
採用される人数こそは少ないものの、25年高校留学を斡旋してきて培われたノウハウで運営される留学では、非常に学ぶことが多いようです。
合格者は非常に少ないですが、挑戦してみる価値がある留学プログラムです。

以下詳細をまとめました。
留学期間:留学開始から1年間
留学先:オーストラリア1校、ニュージーランド9校

(1)特待生

年間学費(1年分)およびICCサポート費用の一部が免除される奨学金コース
免除額:130〜150万円程度
対象者:4名

(2)準特待生

年間学費の1/2相当およびICCサポート費用の一部が免除される奨学金コース
免除額:50〜75万円程度
対象者:8名

②物価や教育費の安い国を選ぶ

(1)フィジー

英語圏で安く留学するといえば、フィジーが一番に上がります。
物価は日本と比べて1/2~1/3程度と物価の安さが特徴で、授業料や留学中の生活費を抑えることができます。特に日用品や食材は日本より安く、驚くこともしばしば。
国民全員が英語を話すことができるため、英語圏以外で起こりがちな現地語ばかりで英語が身につかないという状況は避けることができます。
フィジーはフィジー系とインド系の2つの人種が共存しているので、学校での教育は英語で行われます。
他にもフィジー人の国民性も費用以外にお勧めしたいところです。フレンドリーな国民性は留学先で英語を学ぶことを手助けしてもらえるはず。
人見知りでも、楽しそうに話しかけてくるフィジー人をみていると英語を話すのが楽しくなります。
ヤサワ諸島や透き通った海が美しいナタンドラビーチなどリゾート地としても名高いのが特徴で、マリンスポーツが好きな方にもお勧めの国です。

(2)フィリピン

留学形態がたくさんあるのが特徴のフィリピン。物価が非常に安く、現地での生活費を抑えることができます
日本と比べると実に3分の1ほどと言われ、留学先で意外とかかる生活費を抑えることができます。
留学というと、留学先への渡航費や家賃など、金額の大きな費用に目が行きがちですが、現地での生活費も意外と大きな出費になります。
ちょっとした買い物や国内の交通費など、毎日少しずつかかる費用を安く済ませることができると、かなり節約することができます。
他にもフィリピンは公共交通機関が大変発達しているうえに運賃が安いことが特徴なので、留学中に少し遠出もしやすく、いろんな人に関わることができます。
公用語は英語とタガログ語ですが、フィリピンには70を超える言語があります。国民は義務教育において第2言語として英語が必須なので、国民の英語力は高いレベルです。

(3)マレーシア

人口は、マレー系民族約67%、中国系約25%、インド系約7%という内約になっています。もともとイギリスの植民地だったこともあり、英語が堪能です。
物価が安いのが特徴で、中華料理など食べ慣れている味の食事もすることができます。
現地の食事が自分に合わずホームシックになってします学生も多いですが、マレーシアではあまりそれがないようです。

③航空券の取り方を工夫する

(1)4〜5ヶ月前に航空券をとる

何日まえが一番安いのかということは航空券をとるにあたって難しいところですよね。
一般的に海外航空券は4〜5ヶ月前が一番安いと言われています。
4〜5ヶ月をすぎてしまっても、1週間価格の変動を見て底値を出すことで、少しでも安く航空券を予約することができます。
また、少し危険ですが、出発直掩に予約すると思わぬ激安航空券に出会えることがあります。しかし、人気の便など、予約でいっぱいになりそうな場合は席があるうちに予約することをお勧めします。

(2)早割など特別キャンペーンを利用する

早割はJALやANAを中心に展開されているキャンペーンです。
予想しているより安く手に入ることも多く、挑戦してみてもいいかもしれません。
しかし早割はキャンセル規定が厳しいことが多く、予定が変動しそうな場合は利用しないことをお勧めします。

(3)LCCのメルマガから格安情報を受け取る

LCCはマーケティング戦略の一環で、稀に想像を絶する安さで航空券を販売していることがあります。
これらの情報はLLCのメルマガで配信されていることが多く、メルマガに登録しておくことで、早く格安情報を知ることがあります。
メルマガに登録することをお勧めするLCCは、AirAsia/Jetstar/Peachの3つです。これらの航空会社の中で、留学先に飛んでいる便があれば要チェックです。

(4)経由便で航空券をとる

国際線では、経由便をとることで、直行便より安く抑えることができます。
行き先にもよりますが、香港経由やマレーシア経由の便が直行便より安くなることがあります。
直行便で調べていて高いかなと思ったら、経由便を調べてみましょう。

高校留学を決めるときに

一口に高校留学と行っても何種類もあります。
まずは、短期留学か長期留学かというところです。単純に費用は長期留学の方が高いですが、1週間〜2ヶ月の短期留学では英語力が期待しているほど伸びません。
実際に生きた英語を学ぶには半年以上は現地に滞在することをおすすめします

短期留学は各エージェントがパッケージ化して売っていることがあり、ビザの申請や各種手続きが必要でないことが多いです。
異文化を感じたいという理由で留学を選ぶなら、短期留学もいい手段だと言えます。

また、自分が在籍している高校が、交換留学をしているかどうかも大事です。
高校3年間留学するのであればあまり関係がありませんが、高校在学中に1年間ほど留学するとなると注意が必要です。
交換留学では、留学先での単位が、通っている高校にも適用されます。
単位数さえ気を使えば留年を避けることができ、学年を落とすことなく高校卒業することができます。
また、交換留学の場合は、留学先の高校と提携していることが多く、通常の留学と違って学費が免除されたり、パッケージ化されて少し安くなっている場合があります。
反対に、交換留学の制度がない高校の場合、休学をして学年を1年下げる必要があります
日本の大学に一般入試で臨もうと考えている人は、日本でしっかり準備できるので、交換留学ができないからいって全くよくないという訳ではありません。
高校によっては、休学を認めていない高校もあります。
ストレートで卒業しないといけない場合は夏休みや春休みの短期留学をおすすめします。
もし長期留学にも挑戦したいと考えている人は、高校3年間の留学を視野に入れてみてもいいかもしれません。
いずれにせよ、大学受験を帰国生入試で受験しようと考えている人は、一般的に2年以上の在籍が必要になります。
高校の制度を調べたり、大学入試をどのような形式で受験するか考えたり、留学するにも色々なオプションを考える必要があります。

まとめ

高校留学を安く抑える方法はたくさんあります。
安く抑えすぎて妥協ばかりするのではなく、自分の留学の理想をしっかり決めた上で、価格と相談するのをお勧めします。

自分がどのくらいの期間留学したいのかどこの国で留学したいのか、先に考えておくことで、留学してから「思い描いていた留学生活と違う」という様にならないようにしましょう。
自分の留学には妥協せず、うまく価格を抑えることで、憧れの高校留学に挑戦しましょう。

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