2012/09/21

Clean School Program ①

Bula~

今回は、現在本校で取り組みを始めた、Clean School Programについて、
その社会的背景をご紹介します。

(写真:本プログラムを担当するラウトカ市保健部のShalendから、
本校のプログラム推進担当教師達へ行ったレクチャーの様子)

透き通った青い海、白い砂浜など、楽園としてのイメージが強い南太平洋の国々

しかし、一方で近年は、ゴミ問題がクローズアップされてきています

南太平洋の島々は、もともとあまり資源が豊かではなく、
生活スタイルの近代化にともない、必要物資の大半を輸入に頼るようになりました。

狭い国土に急激に大量の物資が流入するようになりましたが、
これらは使用後、そのほとんどがゴミとなります。
しかし、これに充分対応できる処理設備など、ハード面の対応が追いついていません

また、環境意識の向上や資源回収の仕組み構築など、ソフト面の課題もあります。

以前は身の回りに自然由来のものしか無く、ゴミはそのまま捨てるか、せいぜい

「ほうきで掃いて外に出す」「庭で燃やす」という習慣だけで十分でした。

それが、近年急激にプラスチックなど、自然分解が難しいもので溢れるようになりました。

日本のように、ビン ~ 缶 ~ ペットボトルと、それぞれ段階的に普及した社会では、
それに対応して少しづつリユースやリサイクルの意識が根付き、
資源回収や再資源化などの社会の仕組みが整えられていきます。

しかし、一気に全てが入ってくると、なかなかそれまでの意識や社会の仕組みを

すぐに変えることは難しく、ゴミ投棄の原因となってしまっています。

これらの課題は、フィジーも例外ではありません。

こうしたフィジーのゴミ問題解決のため、フィジー政府の要請を受け、
JICA(Japan International Cooperation Agency:国際協力機構)が、
2008年10月から2012年4月にかけて、
Waste Minimization and Recycling Promotion Project
(廃棄物減量化・資源化プロジェクト)を実施しました。

このプロジェクトは、ラウトカ市及びナンディ町を対象に、

3R(Reduce:廃棄物発生抑制、Reuse:再使用、Recycle:再資源化)のモデルを
構築することを目的として実施されました。

(写真:JICAの支援により導入された、ラウトカ市のゴミ収集車と職員)

やるなら徹底的にということでしょうか。
このプロジェクトでJICAは、
日本全国の市の中でも最もリサイクル率が高い(※)、
鹿児島県志布志市のゴミ分別モデルを取り入れています。

※参考Website

こうした高い目標を持ち、活発にプロジェクトは取り組まれました。
すでにプロジェクト期間は終了していますが、この中で、
3Rの各種仕組み構築に向けた取り組みが着実に実施され、
またそれらを推進する人材の育成が図られています。

そして、このプロジェクトが生んだ取り組みの一つが、
今回本校が取り組むことを決めた、Clean School Program(※)です。

※参考Website
Clean School Program in Nadi

Clean School Program Mascot “Binadi”

 

 

このプログラムは、学校における廃棄物の適正処理と、
子どもから家庭やコミュニティーへ環境啓発活動を広めることを目標としています。

このプログラムには、以下3つの活動の柱があります。

1) Environmental Awareness Raising
  環境への意識向上
2) School Composting
  校内から出る有機ごみを利用したコンポスト作り
3) Rubbish Separation & Recycling
  ごみの分別とリサイクルの推進

では、これに向けてどのような取り組みを本校で行っていくのか
これはまた次の機会にご紹介したいと思います

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