2022/03/19
不登校でも大学受験は可能!4つの道とその他の選択肢を紹介


このように悩む不登校の学生は、多いのではないでしょうか?
結論、不登校からでも、大学受験をすることは可能です。
大学受験に必要なことは「学力」「高卒資格」であり、不登校かどうかは関係ありません。
しかし、今から学力を上げて高卒資格を取るにはどうすれば良いのかと、不安な方も多いでしょう。
この記事では、不登校の高校生が大学受験するための選択肢を解説していきます。
これから大学受験を目指したい方は、参考にしてみてください。
目次
不登校からの大学受験で必要な条件
大学受験をするために必要なのは「高卒資格」と「学力」です。
高卒資格は必須の条件になるので、下記どちらかの方法で取得する必要があります。
●高校を卒業する
●高卒認定資格を取る
「今あなたが不登校になっている理由」「これからどうしていきたいか」によって、選択肢は変わってくるでしょう。
上記2つの違いを、詳しく解説していきます。
高等学校卒業資格
高等学校を卒業してもらえるものが、高等学校卒業資格です。
この資格は、高校を卒業したという事実を証明するものとなり、最終学歴は「高卒」になります。
取得するためには、下記のような条件を満たす必要があります。
・3年間の在学
・出席日数
・成績
この条件の日数や成績は「全日制・定時制・通信制」など高校の種類によって変わりますが、高卒資格の内容に違いはありません。
高等学校卒業程度認定試験
高卒認定試験は、「高卒程度の学力があるか」を判断するための試験です。
よって、高卒認定試験に合格しただけでは最終学歴は中卒のままとなります。
・中学〜高校1年レベルの内容
・取得済みの単位は免除される
・毎年8・11月の2回実施
1度合格した科目は永久に有効であり、難易度もそこまで高くないでしょう。
よって、自分のペースで学習を続ければ合格できる可能性が高いです。
参考:高等学校卒業程度認定試験
不登校から大学受験をするのに大切なこと
大学受験するときに大切なのは「進学への気持ち」と「学力」です。
不登校であったかどうかは関係なく、どれくらい大学受験に向けてやる気があるかが大切になります。
今は悩むことも多く、将来に対する不安も大きいかもしれません。
しかし、悩みながらも自分の将来を考えて、大学受験したいと思えるのは素晴らしいことです。
大学受験を成功させるためのマインドの持ち方と、必要な学力について見ていきましょう。
進学したいという気持ち
不登校から大学受験しようと前向きに物事を考えられると、人生は良い方向に進んでいきます。
ときには、学校に行けない自分を責めてしまうことがあるかもしれません。
しかし、「進学したい」「将来のために何かを変えたい」という気持ちは、これからの人生を変える大きな一歩になるでしょう。
また、進学したいという気持ちが強ければ、卒業や資格取得に向けて勉強へのやる気もアップします。
不登校でも大学受験はできますので、今持っている将来への気持ちを大切にしてあげましょう。
ある程度の学力
大学受験をするために、最低限の学力は必要です。
この学力は、高卒資格を取るための学力もそうですが、大学に合格するためにも必要になるでしょう。
自分の志望する大学に入学するためには、勉強をして十分な学力をつけなければいけません。
● ネットで勉強する
● 家庭教師をつける
● 教材を自分で進める
このように、学校に行かない場合でも早めに勉強を進めて、受験に備えておきましょう。
不登校から進学する際の4つの道
不登校から大学受験するための道は、下記の4つがあります。
1.今の高校を卒業する
2.通信制に転校する
3.他の高校に転校する
4.退学して高卒認定を取る
まず確実に必要になるのが、高卒資格です。
学校の種類によって環境が異なるので、自分に合った方法を見つける必要があります。
それぞれの方法の特徴を、詳しく見ていきましょう。
いま在籍している高校を卒業する
今の学校に復帰して、そのまま卒業するという道があります。
しかし、不登校から教室に戻ることは、むずかしいかもしれません。
そこで、下記のような選択肢があります。
●保健室登校
●別室登校
どこまで許可されるかは学校によって異なりますが、まずは学校に相談してみるのが良いでしょう。
通信制高校に転校する
通信制の高校に転校した場合、学校に通わず教材を元に自分で勉強します。
・好きな時間に学習できる
・レポートの提出が多い
・限られた日のみ出席
通学回数が年に3〜5回という場合も多いため、自分で勉強のスケジュールを管理しなければいけません。
よって、 高卒資格を取るためには、計画的に課題をこなす力が必要になるでしょう。
他の学校に転入・編入する
全日制の高校に、転校する方法があります。
まず、 下記が転入と編入の違いです。
転入 | 在籍中の高校から別の高校に転校すること |
編入 | すでに中退したが別の高校に入学すること |
このような場合、単位を引き継ぎが可能である場合が多いため、今まで受けた授業がムダになりません。
単位をとる面では効率的ですが、下記のようなデメリットもあります。
●新しい友人関係に馴染みにくい
●クラスの雰囲気が分からない
高校生の段階では友人関係の構築が早く、途中からそのグループに入ることが難しい場合があります。
転校先でも不登校になってしまうのは、精神的にも辛いです。
よって、全日制の高校に転校する場合は、通信制・定時制も検討してみましょう。
いまの学校を退学し、高等学校卒業程度認定試験を受ける
一度不登校になると、学校生活に不安をもつ人も少なくないでしょう。
その場合、 学校に戻るよりも、退学して高卒認定を取る方が精神的な負担が少ない場合も多いです。
●転校したけど人間関係がまた合わない
●通信だけで勉強をこなすのが難しい
このように、学校を変えたのにつらい環境に置かれると、大学受験するための意欲が失われてしまいます。
よって、他の学校に行くことが不安な場合は、高卒認定を取り大学受験をするのも良いでしょう。
海外進学も1つの選択肢に
不登校から大学受験したい方には、海外進学という道もあります。
この場合、日本で高校生活を送らずに、海外の高校に転入して現地で高校卒業資格を取ります。
海外の高校を卒業すると、下記のようなメリットがあります。
●英語枠で大学受験できる
●海外大学の選択肢が増える
●将来海外で活躍できる
これから「英語力」「多様性」が重視される世界で、10代のうちに海外経験があることは強みになるでしょう。
また、日本の場合、英語枠に絞って大学受験をすれば、他科目の学力はそこまで必要ない場合も多いです。
不登校から大学受験したい方のための、海外進学という選択肢について詳しく見ていきましょう。
参考記事:【海外の高校に編入したい人向け】受験から入学までの流れを解説!
日本国内の大学に行くことが全てじゃない
海外の高校を卒業すると、日本に絞って大学を選ぶ必要がなくなります。
理由は、英語ができることで、海外大学という選択肢が増えるからです。
●日本が少し窮屈に感じる
●人間関係を1からスタートしたい
●海外に興味があった
このような方は、海外で1から高校生活を始めることに向いているでしょう。
また、海外大学を卒業すると、将来就職するときの強みにもなります。
参考記事:高校辞めて留学するのは可能!中退してまで留学をする3つのメリット
海外の大学・専門学校に入るには英語力が必要
海外の高校を卒業することで、海外大学に行けるチャンスが高くなります。
実は、日本で英語教育を受けているだけの高校生のほとんどは、海外大学に行くための英語力が足りません。
その結果、行きたいと思っても海外大学をあきらめる学生が多いです。
しかし、海外で高校生活を送れば、海外大学に行ける英語力が十分につくでしょう。
大学と違い、海外の高校に入るためには高い英語力は必要ないこともメリットです。
また、大学受験を成功させるための留学なら、フィジー留学という選択もあります。
・格安で高校留学できる
・国民がフレンドリー
・1年中温暖な気候
実際に不登校の学生が、弊社のフィジー留学で、現地の高校の卒業資格を取っています。
きっかけは不登校であっても、海外の高校を卒業することで、大学受験に成功できる可能性が高くなるでしょう。
まとめ:不登校生でも大学受験は可能
不登校になって、将来が不安になるのは当たり前のことです。
しかし、 いま不登校でも大学受験を諦める必要はありません。
辛い環境でも、将来について考えることができている自分を誇りに思いましょう。
疲れたら1度休んで、これからどんな人生を歩んで行きたいか、ゆっくり考えてみてください。
まずは、自分にある選択肢を知り、大学受験への準備を少しずつ進めていきましょう。
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