2021/08/10

【親向け】不登校から“学校に行くきっかけ”を作る4つの順序を解説

不登校の子ども持つ親御さんの中には「どうにかして学校に行くきっかけを作りたい」と頭を抱えている人も多いのではないでしょうか?

子どもの不登校が長引くと、不安や焦り、怒りなどのさまざまな感情を抱くはずです。

そこで今回は、不登校の子を持つ親御さん向けに、学校に行くきっかけを作る4つの順序を解説します。

学校に行くきっかけは人それぞれですが、1番距離の近い親だからこそできることがあります。

子どもが不登校を乗り越えるための解決策の1つとして、ぜひ参考にしてみてください。

 

“押しつけ”は不登校から学校に行くきっかけにならない

子どもの不登校期間が続くと、「親として何とかしてあげたい」「学校に行くきっかけを作りたい」と必死になる親も多いでしょう。

※参考記事:不登校はどうすれば克服できるのか?5つの解決策と助言を解説

しかし、無理に親の考えを押し付けてしまうのは、全くの逆効果です。

親の何気ない言葉が、子どもにストレスやプレッシャーを与えてしまいます。

特に以下の2つの言葉には注意してください。

・明日はどうする?
・今日は学校行く?

それでは1つずつ見ていきます。

 

「明日はどうする?」

不登校の子どもは、夜に「明日のこと」について聞かれるのを苦痛に感じています。

「明日はどうする?」と聞かれても、行きたくない・解決する方法が分からないからこそ不登校になっているのです。

子どもの気持ちが不安定なときには、明日のことを尋ねる発言は避けるようにしましょう。

子どもが家でぼーっとしていたり、部屋に引きこもっていたりしても、頭の中では「不登校である自分」について考えているものです。

焦らず、結論を急かすような発言はぐっと堪えてください。

 

「今日は学校行く?」

朝起きた子どもに対して「今日は学校行く?」と聞いていませんか?

この言葉は、子どもが朝に感じる憂鬱さ・不安感をさらに促進させてしまう原因になります。

学校に行くかどうかは、“子ども自身”が決めるもの。もし子どもが学校に行ってみようと思えたのなら、自ら口を開いてくれるはずです。

毎朝「今日は学校行く?」と聞いてしまうと、子どもの心はさらに疲弊していきます。

親として焦る気持ちは分かりますが、急かすような言葉は使わないようにしましょう。

 

不登校から「学校に行くきっかけ」を作る4つの順序

不登校の学生が学校に行くきっかけは、人によって全く異なります。

たとえば、以下のような要因がきっかけとなる場合があります。

・スポーツなどの他に熱中できることを見つけた
・第3者に相談した
・フリースクールに通った

不登校の子どもに対して親が直接的にできることは少ないですが、学校に行くきっかけを作ることは可能です。

学校に行くきっかけを作る順序をまとめると、以下の4つになります。

 

学校に行くきっかけを作る順序

 1. 家を安心できる場所にする
 2. 規則正しい生活をさせる
 3. 公的機関に相談する
 4. 不登校を克服する解決策を一緒に実践

それでは1つずつ見ていきましょう。

 

家を安心できる場所にする

第1に、子どもにとって家が「安心できる場所」になるよう努めましょう。

特に不登校になったばかりの子や家での口数が少ない子は、不安や恐怖心で「自分の逃げ場がどこにもないような感覚」に陥っています。

このような状態の場合、まずは「安心できる場所」でじっくりと休むことが必要です。

子どもが家で安心し、落ち着いて過ごせるように、良い居場所作りを徹底してください。

子どもが不安を感じている時期に「学校に行けそう?」と聞くのはNGです。

「行かなくても大丈夫だよ」「今は家にいよう」など、子どもが安心して休めるように声をかけてあげてください。

子どもとって「自分はここにいても大丈夫なんだ」という安心感は、不登校を解決する上で非常に大切な感情です。

まずは慌てず、しっかりと休息できる環境を整えましょう。

 

規則正しい生活をさせる

子どもが安心して家で過ごせるようになってきたら、子どもが規則正しい生活を送れるようにサポートしましょう。

不登校の学生の中には、昼間は寝て、夜に起きるという“昼夜逆転”の生活をしてしまう人が多くいます。

不登校の学生が昼夜逆転してしまう原因は以下の通りです。

・夜になると不安や緊張に襲われて、眠れない
・学校がある時間に起きると罪悪感に襲われるので起きたくない
・SNSやゲームで夜更かし

しかし、乱れた生活を送ることが習慣になると、学校に通うことへのハードルが一層高くなってしまいます。

まずは「夜は30分早く寝て、朝は15分早く起きる」などの小さな目標を立てて、少しずつ規則正しい生活に近づけていくことをおすすめします。

もしできなくても子どもを叱ることなく、無理のない範囲で改善していきましょう。

 

公的機関に相談する

第3者の公的機関に相談することで、不登校解決に向けての良いヒントが得られることもあります。

不登校の相談ができる公的機関には、以下のようなものがあります。

・都道府県や市町村ごとの教育相談センター
・学校のスクールカウンセラー
・児童相談所
・精神科・心療内科などの医療機関

公的機関に相談する場合、まずは親と子で話し合い、子どもの意思や気持ちを汲み取る必要があります。

そもそも相談したいのか、相談したいならどんな人に相談したいか、しっかりと子どもの気持ちを聞くようにしましょう。

しかし、子ども自身が第3者に相談するのを拒むケースもあります。この場合は、親だけで公共機関に相談するのも1つの手です。

第3者に相談することで、新たなサポート方法を見つけることができるかもしれません。

 

不登校を克服する解決策を一緒に実践

子どもの気持ちが安定し始めたら、不登校を克服するための解決策を一緒に実践しましょう。

子ども1人ではなかなか気の進まないことも、誰かと一緒だと少し前向きに実践できることもあります。

たとえば、以下のような解決策を一緒に実践する・サポートするのも良いでしょう。

・朝、学校に間に合う時間に起きる
・学校まで散歩してみる
・学校の授業と同じ時間に勉強をする

また学校側と連携して、学校に通えるようサポートするのもおすすめです。

別室登校をさせてもらう、遅刻・早退を許可してもらうなど、学校側と協力することで少しずつ不登校を克服できる可能性があります。

子どもの気持ちを優先しながら、できることを少しずつ実践していきましょう。

 

不登校を克服する具体的な解決策

いざ不登校の子どもを目の前にすると、具体的に何をすれば良いか分からなくなってしまうことも多いでしょう。

ここからは、子どもが不登校から立ち直るために親ができる具体的な解決策を紹介します。

・一緒に家で休む
・学校に行きたくないと共感する
・一緒に将来の目標を考える

それでは1つずつ解説します。

 

一緒に家で休む

不登校になったばかりの子どもは、何よりも先に「休息」が必要です。

しかし、ただ1人で休んでいると、学校に行かないことへの罪悪感や孤独感で、さらに気持ちが下がってしまうことも少なくありません。

そうならないように、親も子どもと一緒に家で休むようにしてください。

子どもが親の休んでいる姿を見ることで、「自分も家で休んでいいんだ」という自己肯定感につながります。

それだけでなく、ふとしたときに子どもが今の感情を口にしてくれる、親に相談してくれることもあります。

まずは一緒に休むことで、本人の不安な気持ちを少しでも楽にしてあげましょう。

 

学校に行きたくないと共感する

親が子どもの味方をしてくれるかどうかは、不登校から立ち直るための大きなカギとなります。

子どもが「学校に行きたくない」と言ったときには、「そうだよね、今は行くのをやめよう」「行きたくないなら行かなくてもいいんだよ」と共感の言葉をかけてあげましょう。

逆に「何で行きたくないの?」・「学校なんて行けなかったら、社会に出てから大変だよ」などと言うのは絶対にNGです。

不登校になった子どもは、「自分はダメな人間だ」と自分を責め続けています。

だからこそ、一番身近な存在である親が、ちゃんと自分のことを分かろうとしてくれる・共感してくれることは、子どもに大きな力と安心感を与えます。

親としての焦る気持ちを抑え、まずは子どもの気持ちに共感することを大切にしてください。

 

一緒に将来の目標を考える

子どもの気持ちが少しずつ安定してきたら、一緒に将来の目標を考えましょう。

不登校は、ただ家で休息するだけでは解決できません。

家にいるだけの日々を過ごしていると、以下のような負の感情が生まれてしまいます。

・勉強が遅れたことや将来への不安
・親からのプレッシャー
・不登校であることへの罪悪感

これらの感情から立ち直るためにも、目標を持って何かに取り組む経験が非常に大切です。

学校に通う以外で、本人がやりたいことについて話し合ってみてください。

子供が勉強をしたいのであれば勉強できる環境を作りを、何か趣味を打ち込みたいのであれば経済面での支援などをしてあげましょう。

 

海外留学は「不登校の学生が学校に行くきっかけ」になる場合も

不登校の子どもが「海外留学」をきっかけに学校へ通うようになるケースがあるのをご存知ですか?

日本から出て海外の学校で過ごせば、子どもにとって大きな1歩になるかもしれません。

不登校の学生にとって、海外留学は以下のようなメリットがあります。

・環境が大きく変わる
・新しい目標ができる
・新しい自分と出会うきっかけになる

では1つずつ見ていきましょう。

※参考記事:高校から留学をするには?留学までの流れを5ステップで解説

 

環境が大きく変わる

日本の学校は、世界でもトップクラスで厳しい・自由度が低いと言われています。

特に不登校の学生は、以下のような日本の学校の特徴に生きづらさを感じている可能性があります。

・人との違いを許さないような雰囲気
・同調圧力
・厳しい校則
・学びたいことが選べない

厳しい日本の学校ではなく、自由でのびのびとした海外の学校であれば、気持ちが自ずと前向きになるかもしれません。

周りの環境がガラリと変わる留学では、将来に向けての1歩が踏み出しやすくなるでしょう。

 

新しい目標ができる

これまでとは全く異なる環境に身を置くことは、新しい目標ができるきっかけにもなります。

海外の学校では、自分の意思で学びたい内容を決めたり、クラブ活動・課外活動に参加したりと、自分で決断するシーンが多くなります。

自分の意思で物事を決めていくことで、自分自身をより理解できるようになり、自ずとやりたいことが浮かび上がってくるでしょう。

実際に不登校だった学生が、留学を機に「海外の大学に進学したい!」という大きな目標を持ったケースもあります。

また今までと異なる環境では、過去の人間関係や失敗を一切気にせずに、のびのびと過ごせるというメリットもあります。

このように、海外留学はこれまでの不登校から抜け出すための「良いきっかけ」となるはずです。

 

新しい自分と出会うきっかけになる

海外留学は、今までの自分と違う新しい自分に出会うきっかけになります。

不登校を経験した子どもは、「自分はダメな人間だ」と自分肯定感がかなり低くなっています。

しかし、そのような子どもでも、自分の過去を知らない人に囲まれた環境や、プレッシャーを感じることのない自由な雰囲気の中にいれば、徐々に自分をさらけ出せるようになります。

このように自分をさらけ出せる環境を作り出せる留学は、不登校の学生が自らの力で1歩を踏み出す糧になるでしょう。

≫フィジー中学・高校留学について詳しく見てみる

 

まとめ:学生の不登校克服は「ゆっくり焦らずに」が秘訣

いざ子どもが不登校になると、「自分は親なんだから何とかしなきゃ」と焦ってしまいがちです。

しかし、親が焦って早く解決したい思いから、いろいろな声かけをしてしまうのはNG。

子どもがプレッシャーを感じたり、罪悪感を感じてしまったりと、逆に学校への復帰が遠のいてしまいます。

親はまず、焦る気持ちをぐっと抑えて、ゆっくりと子どもをサポートするよう心がけてください。

そして、子どもの気持ちに少しずつ改善が見られたら、一緒に将来の目標を考えるなど、何かを熱中できるきっかけ作りをしてあげてください。

好きな勉強ができる環境を整える、趣味に打ち込めるよう支援する、海外留学を提案するなど、できることはたくさんあります。

ゆっくりと焦らずに、そして本人の気持ちを最優先して、できることからサポートしていきましょう。

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