2019/04/27

フィジー流!英語勉強法

Profile 氏名:Kanata/ 学年:高校3年生

Kanataさんにインタビューを行いました

Kanataさんは英語を頑張っている学生の中でも、特に積極的にスピーキングに取り組んでいる印象を受けます。その原動力は、どこから来ていると思いますか?
元々、留学に来る前から、「英語を話している人がカッコいい!」「自分もあんなふうに話してみたい!」という憧れを強く持っていました。
また、留学前に白洲次郎についてYouTubeで知り、彼の本も読みました。あの時代にあの風貌で、洗練された英語を話していたことにも憧れ、多大な影響を受けたことで、「自分も英語をかっこよく話したい」という気持ちがどんどん強くなりました。
最初は単純な憧れだったものが、「違う言語を使って、自分の思いが伝わることは、自分の世界や人との交流の幅を広げることなんだな」「その喜びをもっと知りたい」という思いに変わっていったことが大きなモチベーションになっています。
Kanataさんの具体的な英語力向上の方法を教えてください。
いつも赤本と青本と呼んでいる2つのノートを持ち歩いています。
そこには、自分が話したいこと、伝えたいことを記入し、家に帰った後にその英文やフレーズを準備しておくために使っています。
そのノートを常に持ち歩いて、まずはフィジー人の先生やスタッフに伝えてみて、発音や言い回しに訂正があったら、そのアドバイスを書き加えるようにしています。
その後は、修正を加えた表現で他のフィジー人の先生にもあえて同じ話をしています。そうやって、少しずつ自然な言い回しを自分のものにしてきました。
家でも、ホストファミリーと一緒にいる時間を意識して長く取るようにしています。
ホストファミリーが外出から戻ってきた時も、どこで何をしてきたかを必ず聞くようにして、会話量を増やしています。
日本の母親もホストファミリーも同じクリスチャンなので、共通の話題であるキリスト教の話題を材料に、自分から話題を一生懸命広げる努力もしてきました。友達関係と同じように、ホストファミリーとの会話も、待っているだけでは広がらないと思っているので、自分から話題を提供する努力をしています。
学校やESLクラス(留学生向け英語授業)はどのように活用していますか?
一般科目の授業はフィジー人学生と一緒に授業を受けるので、積極的に話しかけていました。
今では、自分から話しかけなくても、向こうから話しかけてくれるようになりました!
ESLクラスは、文法の基礎を学ぶ場になったと思います。去年担当だったウィリタ先生は、一人ひとりの理解度を確認しながら授業を進めるタイプの先生だったので、その時に理解があいまいだったところがクリアになりました。
あと、毎日、英語で日記を書いていたので、それをESLの先生やフィジー人のスタッフの人にチェックしてもらっていました。
自分の英語が上達した!と感じた瞬間はどんな時ですか?
毎週ホストファミリーと一緒に通っている教会に、フィジー人以外のオーストラリア人、ニュージーランド人、カナダ人の方がいます。
彼らとの会話の中で、留学2年目に、自分の英語がなかなか伝わらず、発音について指摘されたことがあります。特に"r"の発音は、小さなウを入れるとrになる、とか、lのときは前歯の裏に舌をつける、という細かいアドバイスをもらいました。
その頃から、自分は日本語でも英語でも、できるだけ相手に敬意を持った言葉であったり、上品な発音を意識したいと思うようになり、話し言葉もブリティッシュ・イングリッシュの言い回しを取り入れるよう努力しています。
その成果か、今は教会での会話には全く困らなくなり、自分の成長を感じました!
Kanataさんは、Ba Pro高校で学生代表のプリフェクト(監督生)をしています。プリフェクトの役割を与えられたことについて、どう感じていますか?
「責任感を持ってできる仕事」を与えてもらえ、光栄なことだと感じています。
任命された時は、周囲からの反発もあって「なんでお前なんだ」と面と向かって言われたこともありました。
周囲の目が向けられる大きなポジションなので、否定された分、それを糧に変えて頑張ろうと思いました。 今では、自分だからできた仕事だという自負も生まれました。
以前いたプリフェクトの人は、上から命令するトップダウン式のリーダーシップでしたが、僕の場合は、「頭ごなしに言っても人は動かない」「むしろ反発する」と経験の中で知ったので、みんなと同じ目線や、丁寧な姿勢を持つことを意識しています。
何か指示をしないといけない時も、「ごめんね今は~~の時間だから」と後輩にもお願いしながら、みんなが気持ちよく行動できるように心がけています。
こんな風に、高校生の間から人を動かすことの難しさを学べたことは、貴重な機会だと思います。
プリフェクト以外にも、新入生や体験留学の学生をサポート役としても活動しています。新入生や体験留学の学生と接していて、学ぶことはありますか?
今の中高生には、怒るよりも優しくした方が話を聞いてもらえるのかな、と感じています。
僕も新入生で来たばかりの頃に、周りが怖かった時に優しくしてもらったことが印象に残っています。
その経験から、恐怖心や不安を取り除き、楽しく、笑ってもらいたいという気持ちで接するようになりました。
ホームシックで泣いていた中学生の体験留学生が、最後にお礼として僕の家までポテトチップスを持ってきてくれて、気持ちが伝わったなという喜びと自信にもなりました。
最後にフィジー高校留学中の後輩に、英語勉強についてアドバイスをお願いします。
分からないことはまず自分で調べて、自分のモノになるまでアウトプット。
ひたすらその繰り返し! 英語の勉強は、膨大過ぎて、全部をやろうと思うと絶望的になるけれど、僕のように「まずはスピーキング!」と自分が伸ばしたいポイントや、強みにしたいポイントを決めて取り組むといいと思います。
それが自信になり、次のステップへのやる気に繋がります。 そうした中で、フィジーに来る前には野球しかなかった僕に、英語という強みができたことで、今後も英語に関わるような仕事をしてみたいという目標を持つことができました。

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