高校留学のメリット・デメリット 失敗しない高校留学

最近は高校生でも海外に留学をすることが一般的になってきました。
さらに今までは1〜2週間が中心だった高校留学も、交換留学を利用したり1年日本の高校を休学したりして1年間以上する学生が非常に増えてきています。

この傾向は文部科学省が行なっている取り組みによるものが非常に大きいです。
例えば、官民協働のもとで進められている留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」では高校留学生を対象にして奨学金が支給されています。

東京オリンピックが開催される2020年までに高校生の海外留学を現行の3万人から6万人へと倍増するという取り組みが行われており、高校留学はもはや一部の人の機会ではなくなっています。

高校留学にもメリットやデメリットがあり、目指す大学や高校留学に求めるものによって、おすすめできる人とおすすめできない人に分かれます。今回の記事を参考に自分やお子さんが高校留学に参加するべきか考えてみてください。

< 目次 >

-高校留学のメリット-

 年々多くの人が挑戦するようになってきた高校留学ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。高校留学が注目される理由に、文部科学省が掲げている「これからの時代を生き抜く力」が培われることが挙げられます。
実際にどのような力や経験を得ることができるか、詳しくみていきましょう。

1. 英語力

英語力を身につけるのであれば早いに越したことはないという話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。確かに脳の柔らかい10代のうちの方が英語を習得しやすいと言われています。 特に単純に単語を覚えることだけでなく、若いうちに海外で英語の発音から学ぶことで、よりネイティブに近い英語を身につけることができるのです。

最近では、小学校のカリキュラムにも英語が正式に導入されました。語学学習を始める時期が早まり、ネット動画など英語学習の媒体も増えている今、あえて留学し語学を習得するメリットはあるのでしょうか。

高校留学に挑戦する理由のひとつは言語の根底にある文化や生活習慣などと深く結びついた「生きた英語」が学べることにあります。
文字通り英語漬けの環境に身を置き、しかもネイティブと対等に渡り合って学び暮らすには、彼らの文化を理解しながら自らコミュニケーションをとっていく能動的な姿勢がとても重要となります。

単純な英語力だけでなく、世界中の誰とでもコミュニケーションが取れる「使える英語」を身に着けることができるのが留学の利点だと言えます。

これまでの日本の英語教育は「読む」「聞く」が中心となっていましたが、2021年の1月の大学入試では、センター試験に「話す」「書く」が加わり、4技能試験がスタートします。2018年4月時点で高校1年生になる方は、この新体制のセンター試験を受験することになります。

単語や文法を覚えるだけでなく、「相手の言っていることを理解する」「自分の考えていることを発信する」という「使える英語」は、今の時代が求めている英語なのです。

2. 異文化に適応する力

留学生活を通して、数え切れないほどその国の文化や慣習に触れる機会があります。
自分にとっての常識が、他人に通じるとは限らない上に、今まで求められたことのないことを常識として相手から求められることもあると思います。

文化や慣習を尊重しつつ、自分の言いたいことをちゃんと伝える能力は、簡単には身につけることはできません。
また、留学生活中には、様々な苦労や困難に感じることがあります。そうした苦労や困難にしっかり向き合い、自ら考え、決断し、最後までやり遂げる経験を積み重ねていくことで、人生を生き抜くうえで必要となる力を身に付けることができます。自分の価値観を変える経験は留学先だからこそ得ることができるのです。

自分とは異なるバックグラウンドを持つ人と出会うことができるのも留学の特徴です。
若いうちに多種多様な人と出会うことで、視野を広げより客観的な視点を得ることができます。
日本のような島国にいると、価値観が同じ人と過ごすことが当たり前になってしまいますが、世界に目を向けてみると、様々な価値観を持つ人々が混在していることに気がつきます。

3. 人格を形成するような多様な経験

留学だけあって親元から離れるのは当然のこと。自律性が身につくとともに、精神的に成長することが見込まれます。
ホームステイをすると、自分の家にはなかったルールを強いられることもあります。
また、遅刻や欠席に厳しい留学先も多く、留学先のルール守ることも自分を成長させるチャンスになります。

ルールをただ守るのではなく、ホストファミリーといい関係を築くには協調性も欠かせません。
ホストファミリーへの思いやりがないと、トラブルになってしまうこともしばしば。協調性は身につけようと思っても身につけることが難しいです。

協調性を持つことで、留学先の友達との接点も増え、より英語力を向上させる鍵ともいえるでしょう。

4. 海外への大学進学

高校留学に行く理由が、海外の大学へ進学することだという人も少なくはありません。高校留学が絶対に海外の大学進学に強いとは言えませんが、その可能性は広がります。

特に海外の大学に進学する場合は、その地域の高校を卒業していないといけないことがあり、そもそも土俵に立てないなんてこともあります。
また、高校で大学入試資格を取得する必要がある大学など、求める要件は国や大学によって様々です。

留学で鍛えた英語力で、アメリカやイギリスの名門大学を目指す学生も一定数います。
単に大学に入るだけでなく、大学で自分の学びたいことを学ぶために英語を習得しておくことは最低条件。
そういう意味でも高校留学は海外の大学進学への近道とも言えます。

さらに海外の大学だけでなく、日本の大学への進学の間口も広がってきています。帰国生枠という入試が設けられ、英語力を海外で身につけたグローバルな人材になりうる学生の募集を積極的にしています。海外の大学にこだわりがなくても、帰国生入試やAO入試など、高校留学での経験は学生の進路にいい影響をもたらします。

まとめ<高校留学のメリット>

その他、留学先によっては、より個性を伸ばすような教育など教育方針が異なるので、学生それぞれに合うような教育を受けることができることも挙げられます。まだ人生経験が豊富でない高校生にとって、海外で親と離れて暮らすことだけでも非常に価値がある経験です。
毎日が学びで自分の価値観が揺さぶられる瞬間も少なくはないでしょう。日本での当たり前を実感し、様々な不便を実感しながら生き抜く。そんな留学生活を終えて帰る学生を見ると、留学に来たときより一回りもふた回りも大きくなって見えます。

-高校留学のデメリット-

1. 言語の壁

いくら留学しながら英語を学ぶとはいえ、言語の壁は時にはホストファミリーとの関係や高校の友達との関係に影響します。高校時代はグループに固まって行動しがちな世代。言語が伝わりにくいとその仲間に入りにくいという欠点があります。

また、英語力がまだない最初のうちは、ホームステイとのトラブルも自分で解決できないことがあります。エージェントが現地にいる場合は安心できますが、エージェントがいない場合も少なくありません。トラブルからホストファミリーとの関係が悪くなり、ストレスの多い生活を送らなければならなくなることもあります。

他にも、最初は現地の学生と交流することが厳しく、日本人学生同士で固まってしまうことがしばしばあります。気づいたときには自分の英語力の向上が感じられず、これまでの高校生活を後悔する学生も一定数います。最初の英語力の壁を乗り越えるか否かで高校留学の圧倒的成長を程入れることができるか決まってしまうとも言えます。

2. ホームシック

留学先での食事は最初のうちは美味しくても、少し経つと日本で慣れ親しんだ家族が作る食事の味が恋しくなることがあります。食事だけでなくても、親や仲のいい友達がいない環境は、高校生にとってはとても辛い環境です。
食事は自分から日本食を作って振る舞ってみるとホームステイ先とも仲良くなる機会になりおすすめです。また、レトルト食品など日本から持って行ったり送ってもらったりすることで日本食を楽しむこともできます。

他にも、海外では日本食のレストランが増えてきています。お寿司や焼き鳥など、日本食に近い味は楽しめるはず。少し値段が高いこともありますが、ホームシックになるぐらいなら奮発してみてはどうでしょうか。

3. 帰国後の受験

高校留学で一番心配なのが、高校での進学と大学受験。留学した場合、留年してもう一度同じ年から日本の高校を再開する必要があるのか、それとも単位交換ができ、留年することがなく高校に復帰することができるのか気になりますよね。高校での復学後については直接その学生が通っている高校に問い合わせてみるのが一番早いと思います。

また、高校卒業後の進路についても同様に直接大学に問い合わせてみた方がいい場合があります。日本の大学に進学する場合は、留学先での卒業資格で受験資格があるかどうか確認する必要があるからです。大学によっては試験を受けて高校卒業資格をとる必要があります。最近は帰国生入試やAO入試など、高校で留学していた学生にとって有利な入試が増えていますが、まだどの大学を受けられる訳ではなく、基本的はまだ私立大学への進学が多いようです。

4. 留学の費用

高校留学という選択肢するには、しばしばお金という壁にぶつかります。国によっては日本の高校の学費の2~3倍くらいになることもあり、生活費も加えると看過できない問題になってきます。

しかし、留学お費用を抑える方法はたくさんあります。まずは物価や学費が安い国を選ぶこと。イギリスやアメリカ、オーストラリアだとどうしても留学費が高くなりがちです。ニュージーランドやフィジーなど安く費用を抑えられる留学先を選ぶように工夫してみましょう。
また、期間を選ぶことで費用を大きく抑えることができます。春休みや冬休みを利用した短期留学や、1年間だけ留学するプランなど、3年間という選択肢にとらわれず、まずは挑戦してみることも大切です。

まとめ<高校留学のデメリット>

高校の留学のデメリットといえど、努力や工夫次第で乗り越えられるものばかり。留学するにあたっては調べる作業が必然的に多くなりますが、より自分が満足する留学にするために、ぜひ行く前にとことん下調べをしてほしいと思います。

-まとめ-

高校留学も一長一短で、メリットもデメリットもそれぞれあります。高校で経験することは後の人生にも繋がることが多く、高校生活は長い学生生活の中でも非常に濃い時間です。留学に行く本人ともしっかりと相談をして、後悔しない選択をしましょう。

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